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モンスター
 一昨日観に行った日米野球のことをじっくり書こうと思ったけど、今日観た「紙の月」に衝撃を受けたのでそのことを書きます。日米野球の話は後日で。

 「ふと顧客の預金から一万円を借りたことから、金銭感覚と日常が暴走する」というあらすじを読んで、「ふとしたことから始る転落劇」や銀行を舞台にしていることから「銀行業務を描く企業物」をイメージしていましたが、そんなシロモノではなかった

 宮沢りえ演じる梨花はモンスターなんだなと思ったのは、自作のネックレスを着けている顧客の老女に向かって「偽物ですね」と言って、「偽物でもいいじゃない、キレイだし」と返された後、横領したお金で借りたマンションで不倫相手の大学生と過ごすところです。

 つまり、正当な手段で得た安いものより、不当な手段で得たキレイなものを優先、評価する梨花の感覚は理解しがたいということです。思えば、梨花が子供の頃「クラスの募金が少ないなら、自分の親の財布から五万円くすねて募金した方がいいじゃない」という行動に表れています。そのとき「自分のお金から寄付することが尊いのであって、不正で得たお金を寄付するのはよくない」と教え、諭すべきでした。

 梨花の不正を知り、追い込んでいく小林聡美が言った、「親戚からでも資産を借りて横領したお金を全額返済したら、刑事告訴は免れる」を実行すれば梨花は救われたかも知れませんが、梨花は逃亡を選びました。つまり、梨花にモラルは通用しない、社会の埒外で生きているということです。こんなに救いがたいキャラクターはそうはいない

 観ていて「宮沢りえはこれが代表作になるだろうし、女優としてキャリアハイを迎えているのだろうな」と思いました。本作が七年ぶりの映画出演らしいのですが、もっと映画に出て欲しい。充実期を迎えているのに、映画に出ないのはもったいないよ。

 バブルの弾けた1994年が舞台で、不倫相手の大学生が「ホームページを作るだけで金になる」というセリフがあるのを見ると、1994年はバブル後であり、ITバブル前夜だったんだなと思いました。時代性を振り返ることができただけでよし。

 エンドロールを見ていたら、協力に新宮(おそらく和歌山)信金というロゴがありました。「なぜ大手ではなく、地元の人しか知らない(失礼)信金が協力したの?」と思ったら、横領をテーマにした映画に協力する銀行があるわけがない。八百長、野球賭博をテーマにした映画を作るとき、協力するプロ野球チームってないでしょ。

 12月中旬にVBA資格受験を考えているので、週末に遊べるのも今日までかなと思って観に行きましたが、思い残すことはないです。あとは勉強頑張らないと。
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[2014/11/16 22:09] | サブカル | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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