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「ANGEL VOICE」完結お疲れ様でした!
 予告通り「ANGEL VOICE」について書きます。「ANGEL VOICE」のテーマの一つに、「荒れたサッカー部を建て直す」というものがあったので、再建されたサッカー部の象徴的なキャラである脇坂の五年後を描いて終わったのは正しいかなと思っています。百瀬の未来が見たかった。

 「ANGEL VOICE」を読み進めるうちに、前作「GO And GO」でできなかったことへの挑戦というのがテーマということに気づきました。「GO And GO」の芳陽は専用グラウンドがあり、選手寮があり、特待生がいると恵まれた環境ですが、「ANGEL VOICE」の蘭山は荒れてサッカーすらしていないというあんまりな環境でした。

 「GO And GO」は新田入学から甲子園出場までの約四か月間ですが、「ANGEL VOICE」は成田入学から二年の選手権予選までの約一年七か月ですし、「GO And GO」の新田は一年生でMAX160キロに達しますが、「ANGEL VOICE」には新田に匹敵する怪物はいません。

 そう、古谷野孝雄は自分に課したテーマを全てクリアして「ANGEL VOICE」を完結させたのです。「前作とは全く違うことを描きたい」と思う人は多々いても、実行できた人は少ないでしょう。古谷野孝雄って凄いマンガ家だよ。

 「ANGEL VOICE」は船学戦のハーフタイムで、麻衣ちゃんの死を告げるシーンから始まりますが、これはクライマックスを最初に見せる映画的な手法ですね。例えは古いけど、「キッズ・リターン」とか「ファイト・クラブ」みたいな。古谷野は目次コメントから察するに映画好きらしいので、やってみたかったんだろうな。

 丁寧に伏線を張って、キッチリ回収するところとか、毎週唸らされていましたし、マンガを読む楽しさを感じていました。古谷野は「GO And GO」で高校野球、「ANGEL VOICE」で高校サッカーと高校生の団体競技を舞台にしていますが、これだけストーリーを作れる人ならなんでも描けると思っています。

 団体競技ではなく個人競技でもいいし、高校スポーツではなく、プロでもいいし、思い切ってスポーツから離れてもいいと思います。井上雄彦が「バガボンド」を描いた理由に、「『スラムダンク』はさわやか青春物だったので、次回作はドロドロした汚いものを描きたかった」と何かで読んだので、古谷野が血なまぐさいハードボイルドを描いてもおかしくないというか、読みたい

 チャンピオンから離れて欲しくないけど、絵柄的には青年誌が合いそうだし、といくらでも興味が尽きないマンガ家です。僕がマンガ雑誌の編集だったら、「次はぜひこっちで描いてください!」と速攻でオファー出すね。 

 とにかく、「ANGEL VOICE」完結お疲れ様でした。次回作を楽しみにしています
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[2014/09/19 23:06] | サブカル | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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