今日は一昨日のカープ戦のレビュー。このブログを読んでいる人で、W杯の感想を期待している人は
いないと思われるので、いいでしょ。
田辺監督になって初めて球場で見るので、
田辺采配が見どころでした。初回一番秋山が出塁して、「前任の伊原なら送るけど、田辺さんはどうするの?」と思っていたら渡辺に
犠打。3表無死三塁打者戸田の場面で、「まだ三回だし、前田健太が投げているわけではないから、一点は上げるつもりで、深く守るだろうな」と思っていたら
前進守備。
そう、田辺監督の目指す野球は、「確実に得点し、失点はなるべく防ぐ」
森監督の野球ですね。黄金時代育ちはダテじゃないです。選手の身だしなみは緩和したらしいですが、選手にノビノビやらせるようで、野球は手堅くやるのも
森野球そのものじゃないですか。知らず知らずのうちに選手は森野球を注入されていると思うので、試合を重ねて森野球が浸透した秋ぐらいには、
けっこうなチームになっているかもしれません。プレイオフまでは考えています。
滾ったのは6表二死一、二塁打者エルドレッドの場面で、豊田を投入したことですね。ブルペンで肩慣らしとは思えない凄いボールを投げていたので、ホームラン王相手にルーキーは荷が重いかと思いつつも、
期待していました。ストレートで押してセカンドゴロに打ち取ったときは滾りましたね。6裏にビッグイニングを作れたのは、打線に豊田の
気持ちが乗り移ったと思っています。
この試合で最も凄かったのは、4裏のメヒアの2ランですね。インコースをアッパースウィングで
カチ上げて場外に持っていくのは日本人には
できないバッティングです。こんなバッターがメジャーに上がれないなんて、メジャーは
凄いところなんだな。メジャーに上がれないまま二年目を過ごしている中島を
笑えない。
今日を含めて、岡田、炭谷、星と捕手は三日間
日替わりでした。先発した藤原、菊池、野上との相性を踏まえて起用したと思いますが、日替わりで起用することで、競争させて捕手の全体的なレベルアップを意図しているなら、田辺さんは
怖いぐらい優秀な監督かもしれません。強豪チームには名捕手ありということを知っているからです。これも伊東を擁した森野球を踏まえていることは
言うまでもないです。
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