スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[--/--/-- --:--] | スポンサー広告 | page top
来年まで待てない!
 野球がない日は読書だよ。と「来年があるさ」を読んでいました。1950年代のアメリカの様子と作者自身を含めた家族の話と作者が大好きだったブルックリン・ドジャースの話をまとめて書く筆力に圧倒されました。1950年代のアメリカ、作者、ドリス・カーンズ・グッドウィン、ブルックリン・ドジャースどれをとっても興味がない僕が三日で読んだんだから嘘はないです。

 6歳でスコアブックを着け始め、父親、近所の人々、友達とドジャース談義を交わすグッドウィン少女を見て、「他人とは思えない」と驚きました。僕は小学生の頃親に「週刊ベースボール」を買ってもらい、周囲の大人に「ワンアウト損するのに、なぜ送りバントをやるの」と質問するし、「清原取ったよ」と言われて、「どうせ来ないよ」と言い返したりするという子供でした。

 一つ決定的に違うのは、グッドウィン少女はドジャース、ジャイアンツ、ヤンキースが存在するニューヨークに住んで、僕はプロ野球チームのない鹿児島に生まれたことでしょうか。グッドウィン少女がヤンキースやジャイアンツを応援する近所の人々や友達と言い争っているのを見て羨ましかったです。僕の周りにはセリーグのファンしかいないので、言い争いなんてできなかった。

 作中、「ヤンキースはホワイトカラー、ドジャースはブルーカラー、ジャイアンツはその中間」という記述があります。これを読んで、やっとダービーマッチの意味が理解できた。ダービーマッチとは自分が属している地域や階級層をチームに託して、対立、相容れない地域、階級層と戦う代理戦争なんですね。

 「来年があるさ」とは惜しいところで負けて優勝を取り逃すドジャースファンの合言葉という意味です。その合言葉が崩れる、1955年のワールドシリーズの下りは2008年のライオンズ日本一を思い出して熱くなります。優勝を決めてからの熱狂は、日本一を決めて知らない人とハイタッチをしながら帰ったあの夜を思い出します。今年こそは「来年を待たずにすんだぞ!」と叫びたいものですね。

 ドジャースロス移転、母親の死をきっかけに生まれ育った家を引っ越すところで終わりますが、エピローグで後にグッドウィン家の人々が野球に帰ってくるのが嬉しいです。父親は新生チーム、メッツ、二人の姉はそれぞれロスに移ったドジャースと居住地にできたロッキーズ、ボストンに住むようになったグッドウィン少女はレッドソックスを応援します。そう、野球好きの魂は死なないのです。これが一番嬉しかった。

 グッドウィンと話したい。ワールドシリーズ制覇に貢献した松坂、上原、何度もレッドソックスを手痛い目に合わせた松井秀喜、新たにレッドソックスに立ちふさがることになる田中将大とかいろいろ。でも最も伝えたいのは、「日本にもあなたのような子供はいるんですよ」ということですね。
スポンサーサイト

テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

[2014/02/06 22:32] | サブカル | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
<<選手名鑑を読んで思ったこと | ホーム | キャンプ初回感想>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://dai0711.blog113.fc2.com/tb.php/1491-c427e926
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。