大満足の1.4ドームでした。お客さんも入っていたようなので、このまま試合の質を維持していくと「
1.4に外れなし」と多額の宣伝費を出さなくてもお客さんが来るようになって、黄金期に移行と言えますね。
前回書いた注目していた試合の感想について書きます。桜庭のテーマ(牧田も使っている「スピード2」のやつね)を聞くとPRIDEが華やかだったころを
思い出します。今じゃ総合をゴールデンでやるなんてありえないし。
技は受けるけど、ロープワークもない、プロレスと総合の
ハーフみたいな試合でした。これってUWFじゃないか。95年の新日本×Uインターの
リメイクを観ているような気がしました。
中邑のタックルを
ヒザでカウンターを入れたり、アームロック、腕ひしぎと関節技で中邑を苦しませると桜庭が出したシュートサインの意味がわかりました。この試合では
キラー桜庭をやるつもりだったんだな。
寝技の攻防でお客さんを沸かせられるレスラーもそうはいません。桜庭の関節技が極まったら試合が終わるとドキドキしたし。
緊張感がある試合でした。桜庭はこれからもプロレス参戦して欲しいです。どこのリングに行っても、桜庭を欲しがるだろうし。船木・鈴木×高山・桜庭でタッグ戦やったら
U信者泣くだろうな。
桜庭の汗ふいている人はおそらく木谷会長で、テンガロンハットの人はスタン・ハンセンです。
凄い3ショットだな。

メインの棚橋×オカダは「年明け四日目の
今日で今年のベストバウトを取る」という意気込みが伝わる試合でした。20分経過のアナウンスを聞いて、「そろそろ決着だろうな。でももっと二人の戦いを観ていたい」と
思ったほどです。
30分を越える長時間の試合に関わらず、試合終盤にオカダが打点の高いドロップキックを出したり、棚橋がハイフライ・フロー二連発で試合を決めると両者の
タフさがよくわかりました。これぐらいの体力がないとドームメインは張れないなんだな。
帰りながら「勝因はオカダのレインメーカーをスリング・ブレイドで返したりして、レインメーカーを出させなかったことだろうな、棚橋はオカダのレインメーカーポーズをマネしたりして余裕もあったし」と思いました。結末が決まっていることを承知の上で、勝敗についていろいろ語れるのが
理想のプロレスでしょう。いい試合でした。
「愛してまーす」が決めゼリフの棚橋、「金の雨を降らせる」が決めゼリフのオカダは一見真逆のようですが、
どっちも正論なんですよね。プロスポーツである以上、ファンに愛情を持つのは
当然ですし、興行である以上、収益を気にするのも
当然です。方向性が違ってもお互い正論だから、
うまく噛み合っていい試合になるんだろうな。
タイトル戦二勝一敗と棚橋が勝ち越しましたが、オカダもタイに持ち込んでベルトも取りたいはず。棚橋×オカダ
4を期待しつつ終えます。
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